りゅうきんか (立金花) 

学名  Caltha palustris var. nipponica
日本名  リュウキンカ
科名(日本名)  キンポウゲ科
  日本語別名  
漢名  驢蹄草(ロテイソウ,lǘtícăo)
科名(漢名)  毛茛(モウコン,máogèn)科
  漢語別名  立金花、驢蹄菜、馬蹄草・馬蹄葉
英名  Marsh marigold,Cowslip,Goldcup

2007/04/08 薬用植物園

2008/05/08 箱根湿生花園

 リュウキンカ属 Caltha(驢蹄草 lǘtícăo 屬)には、世界に約12種がある。

   エゾノリュウキンカ(ヤチブキ) C. fistulosa(C.palustris var.barthei;空莖驢蹄草)
         『中国本草図録』Ⅸ/4109・『雲南の植物Ⅰ』65 
   ヒメエンコウソウ C. natans(白花驢蹄草)
         黒龍江・モンゴリア・シベリア・極東ロシア・アラスカ・カナダ産 『中国本草図録』Ⅸ/4110
   エンコウソウ C. palustris(驢蹄草)
      エンコウソウ var. enkoso(C.palustris f.decumbens)
      var. hiumalaica(長柱驢蹄草)
チベット・ヒマラヤ産 
      コウライリュウキンカ var. membranacea(C.membranacea, C.arctica
         subsp.membranacea;膜葉驢蹄草)
      リュウキンカ var. nipponica
 
      var. palustris(驢蹄草)
         
浙江・華北・陝甘・四川・雲南・チベットから広く北半球の温帯・亜寒帯に産 
      コバノリュウキンカ var. pygmaea(C.palustris var.nipponica f.pygmaea)
      カラフトリュウキンカ var. sibirica(C.sibirica;三角葉驢蹄草)
         
朝鮮・極東ロシア・遼寧・吉林・黑龍江・内蒙古・山東産 『中国本草図録』Ⅲ/1122
      var. umbrosa(掌裂驢蹄草)
 四川・雲南産 
   C. scaposa (花葶驢蹄草・小驢蹄草)
 『雲南の植物Ⅰ』64・『雲南の植物』91 
         
甘肅・青海・四川・雲南・チベット・ヒマラヤ産
   C. sinogracilis(細莖驢蹄草)
 雲南・チベット・アッサム産
     
 キンポウゲ科 Ranunculaceae(毛茛 máogèn 科)の植物については、キンポウゲ科を見よ。
 
 C. palustris は、種としては 広く北半球の温帯・亜寒帯に分布する。
 リュウキンカは 本州・九州・朝鮮に分布、しばしば観賞用に栽培。
 中国では、Caltha palustris の根・葉を薬用にする。『全国中草葯匯編』下/316-317


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